「NPO法人 研究機構ジオセーフ」
この法人は,地震や気象に起因する自然災害等から,地域と人を守り,安全と安心を向上させるため,防災情報の提供,災害を防止するための必要な技術,工法の研究・評価・普及活動等を行い,もって社会全体の利益に貢献することを目的とする。
次の種類の特定非営利活動を行う。
(1)地域等の防災に対する意識を高めるための事業
(2)災害を防ぐための技術を高めるための事業
特定非営利活動に係わる事業として,次の事業を行う。
地域の災害情報,地盤情報等の防災に係わる情報の収集と提供
地域の災害リスクの評価と検討の支援
災害を防ぐための工法や適用技術の評価と検討の支援
災害を防ぐための研修,講演,研究等の企画,実施
理事長 善 功企 (工学博士 九州大学大学院特任教授)
副理事長 安福 規之(工学博士 九州大学大学院教授)
理 事 笠間 清伸(工学博士 九州大学大学院准教授)
瀬崎 満弘(工学博士 宮崎大学工学部准教授)
矢ヶ部秀美(工学博士 (株)ダイヤコンサルタント技師長)
監 事 江頭 和彦(工学博士 博多港ふ頭(株) 代表取締役社長)
正会員を特定非営利活動推進法上の社員とする。
(1)正会員 個人:5000円
団体:30,000円
(2)賛助会員 1口 30,000円
東日本大震災の発生以来,自然災害に対する関心が高まっています。
わが国は,自然災害のリスクが高く,地震・津波に加えて,集中豪雨,台風および火山などのリスクもあります。また,人口の多くが軟弱な沖積平野に集積していることや,中山間地域では地すべり地帯が存在することなど,国土基盤が脆弱であり,地域には,その地域なりの災害に対する地盤リスクが存在しています。
しかしながら,一般の市民にはそのようなリスク情報が提供されることは少なく,また,当該分野の知見がない市民に対して,十分にわかりやすい情報提供がなされているとはいえないのが実態です。更に,災害に対する不安の高まりに応じ,設計や対策工法などが提案されていますが,専門的知識が不十分な人へも適切な判断ができるように,第三者的に公平な立場から,アドバイスされることなども必要です。
このような状況から,私たちは,地震や異常な気象に伴う地盤災害等に関連したわかりやすい防災情報の提供,災害を防止したり減らすために必要な技術,工法の研究,これらの評価や普及に関する活動を行い,地域住民や働く人々の安全と安心を向上させていきたいと考えております。